禁煙に成功した人にしか分からない4つのこと[前編]



タバコをやめて1年3か月が経ちそうだから、禁煙成功者として個人的に記録に残しておきたいことを書こう。16~7歳から25年以上吸いつづけてきたわたしは、禁煙をつづけられない人間だと思ってた。




喫煙者になった理由・きっかけ


堂々と16~7歳から吸いはじめたと書いてしまったけど、事実なんだから仕方ない。前科があることすらも隠してないわたしが、未成年時代の寸罪ごときを(うそです、すみません)誤魔化す必要もなく。

それはともかく、なんでタバコを吸い始めたのか?
カッコよかったからだよ、それ一択。それしかない。

当時は、ドラマや映画の中で主役級の「カッコいい人たち」や、存在感と大人の色気がだだ漏れしている大物俳優・大物女優が、粋な仕草で煙草をくゆらせていた。

タバコ、イコール、大人――だった。
大人、イコール、酒・タバコ・ロケンローな時代だった。

憧れから入った喫煙は、ケムリをどうやって肺に入れればいいのか分からず1年ほど「ふかし」ていた。1歳年上の先輩に「それってふかしじゃない?」と突っ込まれても意味が分からず、「ふかしてない」と胸を張り張りふかしていた。

 タバコを吸う……肺にまで煙を入れてから吐く。
 タバコをふかす……煙を口内に入れて吐くだけ。葉巻的な。

ふかしから始まった喫煙生活が、この後25年以上にもわたって続くことになろうとは思いもしないで、軽い気持ちで、憧れだけでスタートしたFUKASHI・MY・LIFE。




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スーパーチェーンスモーカー


20歳を過ぎた頃には、タバコを1本吸い終えるや否や即座に次のタバコに火をつけて吸うことを繰り返す“チェーンスモーカー”になっていたわたし。ひと月に吸う本数は少なく見積もっても

1箱=20本
1カートン=200本
3カートン=600本=1か月の喫煙本数

正直言うとこれでも足りないくらい吸っていた。スーパーチェーンスモーカーであり、スーパーヘビースモーカーだった。逮捕・収監されて半年ほど禁煙せざるをえない状況に置かれていても、拘置所から出た10分後には吸っていた。

タバコは一生やめないと思っていたし、やめられないと思っていた。けれど時代が変わり始めた。



   



喫煙者をとりまく環境の変化


路上に置かれていた灰皿が1つ、また1つと街から消えていった。
分煙だったカフェが有無を言わさず全席禁煙になった。
喫煙者はダサい、禁煙に成功した人はカッコいい、そんな時代になっていた。


三十代も半ばを過ぎたあたりから「惰性」で喫煙している自分に気づいていた。四十代突入を目前にして「おいしくないよな、タバコって」と思いながら喫煙している自分が増えていった。

だけど禁煙しようと思っていたわけじゃない。なにかの「大きなきっかけ」がなければタバコをやめることはできない。だってニコチン中毒ですから、おいそれとやめられるはずもない。

吸いたいのに吸えない状況に自分をおけば、ストレスが大爆発するのは目に見えていた。というかすでにストレスは爆発してたから、これ以上の爆発は危険すぎると思ってた。

おいしくないなー。
おいしくないよなー。
舌が苦くなるだけで、まずいよなー。
だけど「大きなきっかけ」がないと、やめられないんだよなー。

毎日毎日このループ。きっとずっとこれからも、このループが続いていく。そう思ってた。キッチンの換気扇に煙草のけむりをごーごーと吸わせながら。
 煙草を吸ってて不調はないけど、煙草をやめようとしたら不調になる、吸いたいのに吸えないストレスで。そう思ってた。

それなのに、禁煙をするきっかけはいとも簡単にやってきた――。



(つづく)


💚本日の一曲:桑田佳祐 / 夜中のダンディー



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