お味噌汁はダレの味?


アナタが作るお味噌汁は母の味? アナタの味?


母はかなりの料理上手でしたし、今思えば時短の工夫がそこかしこに散りばめられてもいました。昔の実家は家中が……家の外までもが「かつお節フレグランス」になることが度々ありました。

母が大きなお鍋でかつお節から出汁をとり、こしたり粗熱をとったりしたあとに製氷機で出汁をフリージング。1口サイズの出汁氷は料理のたびに必要量だけ取り出され、お鍋やフライパンに「ぽん」と溶けこんでいきました。

初めて作った料理は豚汁


母の味を舌が覚えているし、入っていた具材だって完璧に記憶に残っている。それなのに初めて作った豚汁は信じられないほど薄味でしゃばしゃばとしたお世辞にも美味しいとは言えないものでした。当時の恋人と暮らしていた部屋の冷蔵庫は小さくて、出汁氷は作れても氷と別に保存しておくスペースがありませんでした。

どうしてこんなに美味しくないんだろう? 出汁氷を作らなかったからかな? でも「出汁入り味噌」を使ったのに? どうして母の豚汁と同じ味にならないのだろう? 

二十歳になったばかりだったか、間もなく二十歳を迎える頃だったか、いずれにせよ超がつくほど負けず嫌いだった少女はいつしか「お味噌汁だけは完璧!」と誰からも褒められる――失礼な! ほかの料理も頑張っとるわ――立派な大人になりました。毎食必ずなんかしら「一汁」作るので、そりゃ上達もいたします。

我が家のお味噌は「麹味噌と合わせ味噌」


気に入ったお味噌が売り切れている時は、出汁入りお味噌をさささっと買ってさささっと使い切りますが、基本的には2種類のお気に入りのお味噌を「麹7:合わせ3」でブレンドします。

  • マルコメ プラス糀 生糀みそ
  • ますや 芳醇合わせ味噌【無添加】


お味噌の前の「お出汁」が命



茅乃舎の減塩率53%の出汁を、他の料理との味付けのバランスを考えて袋を破って粉末を出して使う時と袋ままで使う時とを分けているのですが、今回は粉末バージョンで。「ほんだしの粉末」を足すとまろやかさが増す食感を得るので、小さじ1/2ほど+。

わたしはいつも自分のカラダが欲しているモノが、今のわたしのカラダに不足している必要なモノだと受けとっています。ちょっぴりロマンティックに表現すると「ラダの声に耳を傾けて献立を決めている」といった感じ。



先週からみょうが+薄揚げ+絹豆腐のお味噌汁を妙に欲していて、いざ作ってみたら何杯もおかわりしちゃうほど美味しかった(=カラダが欲していた)ので、またしても作ってしまった。
ベースは「みょうが+薄揚げ+絹豆腐」なんですけど、冷蔵庫に大根が余っていたらそれを+しますし、えのきが余っていたらそれを+したり。

トッピング用のみょうがを少量、小脇において。歯ごたえの残る薄さにカットしたみょうがはお味噌の海に揺蕩う。これがまた美味しいんだ。

皆さんの作るお味噌汁はダレの味ですか?


わたしの作るお味噌汁はいつの間にか母の味ではなく、わたしの味になりました。「家庭を持つ」というのはこういうことなのかもなーなんてことをふと思ってしまった。というか、みょうがをカラダが欲してるということは――みょうがを使った料理をつくりまくってます――早くも夏バテしてるってことなのか、わたし?

……さすがに早すぎ。

HARUNO新作配信スタート





スポンサードリンク

関連記事